お子さんにむし歯(虫歯)のない最高の歯をプレゼント
誰もが、虫歯にはなりたくありません。ただ実際には、乳歯のうちから虫歯ができたり、永久歯になってから虫歯ができたり、ということが起こります。
しかし、虫歯のリスクを下げることは可能です。そのために必要なのは、保護者様と歯科医院の協力です。大人が環境を整えてあげることで、次第に、お子様ご自身の意識も高まってきます。
1本でも虫歯の少ないお口を、できればまったく虫歯のないお口を、当院と協力して、お子様にプレゼントしましょう。
むし歯(虫歯)予防はまずは日々の習慣から
ポイント1.食後の歯磨き習慣
食後、30分以内に歯を磨く習慣を身につけましょう。ご両親が率先して磨けば、お子様もそれにならって習慣づけることができます。
また、甘いものなどの間食のあとも、歯を磨くようにしましょう。
ポイント2.おやつの時間を決めておく
食べた後に歯を磨くとしても、1日に何度もおやつをたべていては、結局長い時間、お口が虫歯リスクにさらされることになります。
おやつは1日1回、決まった時間に、30分以内に食べ終わるようにしましょう。ダラダラと食べると、歯の再石灰化が追い付かなくなります。
ポイント3.糖分の少ないおやつを選ぶ
チョコレート、チューイングガム、清涼飲料水などの摂り過ぎには注意してください。
おにぎりや果物などをおやつ代わりにできれば理想的ですが、難しい場合には糖分の少ないおやつを選びましょう。煎餅、クラッカー、ヨーグルトなどがおすすめです。最近は、砂糖不使用のクッキーなどを売られているようですので、一度探してみてください。
知っていますか?生まれたばかりの赤ん坊のお口には虫歯菌がいないこと
生まれたばかりの赤ちゃんのお口には、虫歯菌がいません。つまり、その時点では虫歯になることがありません。
その後、ご家族、特にお母様・お父様から感染することで、虫歯になる可能性が生じてしまいます。ご家族のお口の虫歯菌が多ければ多いほど、お子様に感染させてしまうリスクが高まります。
ご家族が揃って虫歯の治療を済ませておくこと、お口を清潔に保つことが、お子様の虫歯を減らす第一歩になります。
特に頑張ってほしい2歳半まで、生涯のむし歯の可能性を左右する
いずれの年齢においても、虫歯予防は大切です。その中でも、特に2歳半までの期間に虫歯にならないことが、将来的な虫歯リスクを抑えるために有効であることが分かっています。
口腔内に存在できる細菌の最大量はおおよそ決まっていますので、そこに早い段階で虫歯菌が入り込んでしまうことで、虫歯リスクが高くなってしまうのです。そしてその後、細菌の割合は大きく変動することはありません。
2歳半までがすべてではありませんが、この時期のお子様の虫歯予防を頑張ることで、より効率的に、将来的な虫歯リスクを低減できます。当院がしっかりサポートして参りますので、一緒に頑張りましょう!
むし歯(虫歯)を作らない方法について
1まずはご家族が虫歯治療・虫歯予防に取り組む
お子様の虫歯菌の感染は、ほとんどがご家族からのものだと言われています。虫歯がある場合にはその治療を、虫歯がない方は定期検診を受け、セルフケアにも力を入れて、まずはご家族のお口をきれいにしておくことが大切です。
2感染させる行為を避ける
お子様との食器の共用、熱いものを冷ますときのフーフー、唇同士のキスなどは、たとえご両親であっても、できる限り避けましょう。
3歯磨き習慣、仕上げ磨き
間食を含め、食事のあとは30分以内に歯磨きをする習慣を身につけましょう。
保護者様は、小学校低学年くらいまで、できれば中学年くらいまで、仕上げ磨きを継続してあげてください。
4定期検診
定期検診では、虫歯の有無、歯並びなどをチェックして、クリーニング・歯磨き指導を行います。
日頃疑問に感じていることを質問できること、お口を見た歯科医・衛生士からアドバイスを受けられることも大きなメリットです。
5定期的なフッ素塗布+シーラント
定期的にフッ素塗布を行いましょう。フッ素塗布は、0歳児から始められます。
6歳臼歯は溝が深く汚れが溜まりやすいため、生えたタイミングでのシーラントをおすすめします。溝に樹脂を詰めることで、汚れを溜まりにくく、清掃しやすくします。
子どもの歯みがきはまずは習慣づける事が大切
お子様がご自身で歯ブラシを持てるようになったら、まずは上手・下手はあまり気にせず、習慣づけることに重きを置きましょう。その頃はまだ歯ブラシを器用に動かすことは難しく、また歯磨きの重要性も十分には理解できていません。
保護者様が率先して歯を磨くと、お子様も一緒に取り組みやすくなります。もちろん、そのあとに仕上げ磨きをしてあげてくださいね。
歯みがき開始は生後6か月~1歳ごろ
歯磨きを開始するタイミングは、生後6か月~1歳頃が目安になります。下の前歯が2本生える時期です。
最初は、ガーゼや赤ちゃん専用の歯ブラシを使用します。ご来院の際に、使用方法を指導させていただきます。
使用する歯みがき道具は?
- ガーゼ
- 慣れる為の歯ブラシ
仕上げ磨きのやり方やポイントをおしえてほしい
特に初めてのお子様の場合には、仕上げ磨きに不安があるという方が少なくありません。
ご来院の際には、より詳しく指導させていただきますので、お気軽にご相談ください。
楽しく習慣づけるコツ
話しかけたり、好きな歌を歌ってあげたりすると、お子様はリラックスしてくれます。仕上げ磨きの時間を楽しいものと感じてもらうことが大切です。終わったときには、たっぷりと褒めてあげてください。
前歯のコツ
上唇を指で持ち上げて、歯面はもちろん、歯間、歯と歯茎の境目も丁寧に磨いてあげてください。
上唇と歯茎をつなぐスジに歯ブラシが当たると痛がりますので、注意してください。
奥歯のコツ
奥から前方へと歯ブラシを引き出すように磨いてあげると、不快感が軽減されます。特に、奥歯の溝は丁寧に磨いてあげてください。
仕上げ磨きの姿勢
お子様の頭を太腿のあいだに置き、顔が逆さに見える体勢で磨いてあげるのが基本です。
チェアで歯科医が治療するときと同じような形ですね。
当クリニックでは子どもさんの予防歯科~矯正治療まで行っております
ミライノデンタルクリニックでは、予防を含めた小児歯科だけでなく、お子様の小児矯正にも対応しております。
歯並びも、お子様の将来的なお口の健康を守るための大切な要素です。お子様のお口の健康促進をトータルにサポートして参りますので、お気軽にご相談ください。