歯がなくなる前に出来ること!歯を守る方法

歯がなくなる前に知ってほしい!歯がなくなる5つの原因

歯がなくなる前に知ってほしい!歯がなくなる5つの原因歯を失う原因には、さまざまなものがあります。しかし多くの人は、歯が抜けてしまったとき、歯科医院で抜歯したそのときまで、「失ってしまうかも」ということを現実的には考えません。 今一度、歯を失う原因を確認し、すぐにでもそのリスクを低減させる取り組みを始めましょう。

虫歯の悪化、繰り返し

虫歯を放置してしまったり、治療の開始が遅くなってしまった場合には、根管治療を行っても歯を残せないことがあります。中には、受診したときには根管治療によって歯を残せる見込みがなくなっており、抜歯するしかない、というケースもあります。
また、比較的早い段階で歯科医院を受診するものの、同じ歯が何度も虫歯になり治療を繰り返している場合にも、歯の寿命は短くなります。こちらも、いずれは根管治療でも歯を残すことが難しくなります。

歯周病の悪化

歯周病が進行すると、歯周ポケットから顎の骨へと炎症が広がり、その骨が溶けてしまいます。いずれ、歯は支えられなくなり、脱落します。
歯を失う原因としてもっとも多いのが、この歯周病です。

事故

交通事故、スポーツ中の衝突、転倒などによって、歯が抜けてしまうことがあります。再植という方法で元に戻せることもあります。
また、歯が割れた・折れたという場合にも、再接着が可能な場合があります。
いずれにせよ、できるだけ早く歯科医院や口腔外科を受診する必要があります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりによって歯が割れたり折れたりすることがあります。
特に、神経を抜いているような、すでに脆くなっている歯の場合には、抜歯しか方法がない、ということがあります。

顎・歯茎の腫瘍

他の原因と比べると頻度は少ないものの、顎骨中心性がん、歯肉がんなどの場合には、手術の過程で抜歯が避けられないことあります。

歯がなくなるリスクが高い人はこんな人

虫歯を放置してしまう方

虫歯を放置して歯髄にまで達してしまうと、歯髄を除去する根管治療を行います。歯を残すために大切な治療ではありますが、神経や血管を失った歯は、健康な歯と比べると脆くなっており、確実にその歯の寿命は短くなります。
さらに長く放置してしまった場合には、根管治療でも歯を残せる可能性が見込めずに、歯を失うことがあります。

何度も虫歯になってしまう方

虫歯を繰り返すということは、何度も歯を削るということです。歯を大きく削った場合には、詰め物ではなく被せ物を使用します。これを「もとに戻った」とは考えないでください。天然の歯はどんどん小さくなっていき、その歯の健康も損なわれます。
やがて根管治療でも歯を残せなくなり、歯を失う可能性があります。

歯周病の方

歯周病は、ほとんど症状なく進行するため、虫歯と比べると受診が遅れがちです。静かに進行することから、サイレントディジーズとも呼ばれます。
現在歯周病の治療中という方は、そのまま治療を続け、その後も必ずメインテナンスに通いましょう。
また、現在定期検診に通っていない方も、気づかないうちに歯周病が発症・進行している可能性があります。国内の30歳以上の方のうち約8割に見られる病気ですので、定期検診を開始されることをおすすめします。

部分入れ歯・ブリッジをしている方

部分入れ歯やブリッジは、まわりの歯に支えられて安定を得ています。そのため、支えている側の歯には、本来より大きな力がかかることになり、長期的に見た場合にはその寿命に悪影響を与えます。毎日のお手入れはもちろん、定期的に通院し、必要に応じて作り替えなどを行いましょう。歯科医院と協力して「正しく使う」ことが大切です。
ご不安な方は、まわりの歯への負担をかけないインプラントを検討するのも一手です。

歯が抜けたままにしていると…

歯並び・噛み合わせが乱れる

歯並び・噛み合わせが乱れる歯は、スペースのある方へと移動したり、傾いたりする性質があります。歯を抜けたままにしておくと、隣の歯が寄ってきて、その隣の歯、さらに隣の歯と連鎖していき、歯並び・噛み合わせが乱れます。
さらに歯並び・噛み合わせの乱れは、顎関節症の原因になることがあります。

虫歯・歯周病リスクの上昇

歯並びが乱れると歯ブラシが届きにくくなり、虫歯・歯周病のリスクが高まります。

他の歯を失う原因になる

1本の歯を失うことで、残った歯の負担が本来より大きくなります。そこに歯並び・噛み合わせの乱れ、虫歯リスクなどが重なることで、残った歯の寿命が短くなってしまいます。
1本の歯を失った状態を放置して、短期間で次々と歯を失うケースは、決して珍しくありません。

発音に支障が出る

歯を1本失うだけでも、空気の抜け方が変わり、発音に支障が出ることがあります。失った歯が多くなるほど、その影響は大きくなります。

見た目の問題

子供であれば乳歯が抜けた笑顔がかわいらしく見えますが、大人になってから歯を失うとそうはいきません。
わざわざ指摘するようなことはないかもしれませんが、どうしても「健康に気をつかえない人なのかな」「きちんとしていない人なのかな」という印象を与えてしまいます。

顔貌の変化

歯を失うと、その歯を支えていた歯が部分的に吸収されます。特に歯を多く失った場合には、歯と顎の骨がなくなることで、頬のハリが失われ、シワが目立ってしまいます。

胃腸への負担の上昇

歯を失うことで咀嚼力が低下します。多数歯を失い食べ物を飲み込む癖がつくと、胃腸への負担が増加します。

 

歯がなくなってしまう前に歯を守るための5つの方法

歯を失う前に、できることはたくさんあります。 患者様によってリスクの種類や大きさは異なりますので、まずは一度歯科医院にご相談いただき、ご自身のリスクに応じた対策をとることが大切です。

①虫歯・歯周病を早く、しっかり治療

虫歯・歯周病を早く、しっかり治療虫歯や歯周病が疑われるときには、早くに受診し、最後までしっかり通院しましょう。
治療が終わってからも、メインテナンスに通うことが大切です。

②セルフケアの指導を受け、ご自宅で実践

セルフケアの指導を受け、ご自宅で実践歯科医院を受診したときには、通常セルフケアのチェックが行われます。
歯科医・歯科衛生士から指導がありますが、分からないところがあれば積極的に質問しましょう。
納得できれば、よりいっそうセルフケアのモチベーションが高まります。

③歯科医院での定期検診

歯科医院での定期検診どれだけセルフケアに気をつけていても、虫歯や歯周病になってしまうことがあります。定期的に歯科検診を受け、口腔トラブルの有無をチェックしてもらいましょう。

④歯ぎしり・食いしばり対策

歯ぎしりや食いしばりがある場合は、その原因(顎関節症、歯並び・噛み合わせの乱れなど)を特定し、治療を行います。
歯ぎしり・食いしばり用のマウスピースも歯・歯茎・顎関節のダメージを軽減する方法として有効で、また即効性があります。

⑤食習慣・生活習慣の改善

甘いものを食べ過ぎない、スポーツドリンクをお茶にする、食後すぐ歯を磨くといった、食習慣・生活習慣の改善も大切です。
また、ニコチンは口腔の血行を悪化させて歯周病の原因となりますので、できる限り禁煙しましょう。

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